大きな違いを生み出す鋼材 Uddeholm Vanadis 8 SuperClean 耐食性に優れた画期的なツールホルダー用鋼 Uddeholm Idun
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製造

進化する工具鋼製造

私達は伝統と歴史を通して、新しいプロセスとテクノロジーを開発してまいりました。
Uddeholmの工具鋼は、主にスウェーデンとオーストリアの自社工場で生産されており、次の4つの主な製造工程に沿って生産されています。

製造工程
Uddeholmの通常溶解法での製鋼工程は、溶解、取鍋精錬、鍛造、圧延、熱処理、機械加工などの工程から成り立っています。
1. 電気アーク炉
2. 取鍋炉
3. アップヒル鋳造
4. 熱間加工と熱処理
全ての製造工程はすべての鋼に品質のバラツキがないよう高度な技術でコントロールされ、世界に通用する品質を確実なものとするために厳しく制御されております。
これは、お客様が常に高品質な材料を入手して頂ける事を保証するものです。

エレクトロ スラグ リメルティング(ESR): 高清浄鋼の製造工程
Electro Slag Remelting(ESR)とは、あらかじめ製造された鋳塊を電極として再溶解するプロセスです。
まず、既定の鋼種として成分調整などを行った鋳塊を製造します。
次に加熱した溶融スラグにこの鋳塊(電極)を浸漬しながら高電圧をかけ再溶解します。
この時に鋼中の不純物が除去され、再溶解した溶湯は水冷式の型で鋳造され、高清浄な鋳塊に生まれ変わります。
Uddeholmは、ESR溶解法で製造された工具鋼の世界最大手の製鋼メーカーです。

粉末冶金
高合金の工具鋼は、凝固速度を上昇させることによってその特性が改善できる事がわかっています。これは微細な組織と微細で均一に分布した炭化物を得る事ができるからです。
Powder Metallurgy(PM)では、既定の鋼種として成分調整などを行った溶湯をアトマイジングと呼ばれる工程で粉末にします(早い凝固速度の実現)。これは溶湯に窒素ガスを噴霧し、平均50-100µmのサイズの微細な粒状(粉末)する工程です。 粉末は、汚染を避けるために外気に触れないよう直接カプセルに詰められます。またUddeholmの粉末冶金鋼は全て溶解時に特殊な清浄工程を用いて清浄度を高めており、これらの工程を総称しスーパークリーン製法と呼んでいます。スーパークリーン製法は今までの粉末冶金製法と比較すると、より優れた械的特性の改善と低い非金属介在物レベルもたらします(SuperClean#)。
次にHIP(Hot Isostatic Press)処理によりカプセルを高温高圧下で空隙が無いように圧縮します。これが鋳塊となり、
工程は熱間鍛造、熱処理、機械加工へと進みます。
Uddeholmのスーパークリーン粉末鋼は、冷間加工用途、プラスチック金型用途、切削工具など広い範囲のアプリケーションで使用されています。

Granshot:グランショット
Uddeholmのグランショット製法は溶融金属を水中に散布し急速冷却で粒状にする工法で特許製法となっています。
お客様の仕様に従い製造されたグランショットの粒状金属は脱水した後に、乾燥、酸化物除去などを行い、均一な品質の製品となります。
グランショットは、世界中の鋳造工場やステンレス鋼メーカーに供給されています。
Uddeholmは様々な鋼種を製品としてラインナップできるため、お客様側での成分調整などの工程を削減する事ができます。